◇【間の会のお便り】2022年6月1日◇を掲載します。
みなさま、こんにちは。
なかなか書けないでおりました、【間の会のお便り】を掲載いたします。
色々考え過ぎと体調の不調もあって、なかなか言葉になりませんでしたが、色々考えていたこととは、結局異なるものになりました。今回は、主に今週末に行う【ごちゃまぜ 間の会】を松田愼二さんと企画するに至ったいきさつを松田さんとの出会いから書いています。この中で、出来るだけ様々な人に、誰でも来てください、ということを書いていますが、最近、「ウルトラマン」が映画でも話題になっていて、ふと、宇宙人が来たらどうするだろう、とか考えてしまいました。基本、宇宙人でもOKかと思いますが、一瞬で殺されるかもしれませんね。実に能天気な考えかもしれませんが、実際、宇宙人に会ったことがないので、想定しようがありません。しかし、敵意や悪意、邪な動機で来られる方がないとは言えません。その場合どうするかもテーマです。宇宙人がくることを想像してしまう人間というのも面白いものです。また、規則をあらかじめ想定しない場ということもある種のこだわりだと思いますが、場を開催するにあたって、世の中の常識やルールに縛られない、ゼロ地点から作ってみたいというのは、確実にあります。のんきなのかもしれませんが、どうもそういうエッジに立ちたいやむを得ない感じがあるのです。公共の福祉的観点は全くないかもしれません。
では、以下、お便りです。
◇【間の会のお便り】2022年6月1日◇
みなさま、お元気でお過ごしですか?そろそろ梅雨入りが近づいてきましたね。
5月のお知らせも含めて5月に出したかったのですが、どうしても書けませんでした。
郵送のみの方で、5月の日程などを気にかけていただいてくださった方には、大変申しわけありませんでした。
※ 2022年5月11日の【ご縁の間の会】と、5月22日の【月々の間の会】は既に終了しました。
1、ごちゃまぜ 人間の会
日時:2022年6月4日(土)13:30〜16:30
場所:津センターパレス地下一階 津市市民活動センター 研修室
呼びかけ人:西脇秀典・松田愼二
2、ご縁の間の会 万松山 専琳寺さまにて
日時:2022年6月8日(水)13:30〜16:30
場所:津市大門 万松山 専琳寺(津観音の東、立町商店街を抜けたところ)
3、間の会 夏至の祭り(舞や踊りのようなものを奉納します。)
日時:2022年6月21日(火)日没前後
場所:津市内の公園(直前にお問い合わせください)
4、月々の間の会(6月)
日時:2022年6月26日(日)13:30〜16:30
場所:津市贄崎地区防災コミュニティセンター 2階集会室
5、ご縁の間の会 万松山 専琳寺さまにて
日時:2022年7月13日(水)13:30〜16:30 (予定)
場所:津市大門 万松山 専琳寺(津観音の東、立町商店街を抜けたところ)
6、月々の間の会(7月)
日時:2022年7月24日(日)13:30〜16:30
場所:津市贄崎地区防災コミュニティセンター 2階集会室
7、津久井やまゆり園事件を忘れない集会 in みえ(詳報は後日)
日時:2022年7月30日(土)13:30〜16:30
場所:津センターパレス二階 津市中央公民館 会議室(ZOOM参加も検討中)
主催:実行委員会(間の会は、賛同団体他)
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直近になりますが、松田愼二さんとの新しい企画で、【ごちゃまぜ 人間の会】というのを6月4日(土)に開催いたします。今回は主にこれについて書きます。チラシも作りましたので、その文字データを最初に、ここにも掲載します。
ごちゃまぜ 人間の会(ごちゃまぜ にんげんのかい)
集まった人で、3時間を共に過ごします(あつまったひとで、3じかんをともにすごします)。
規則やテーマはありません(きそくやてーまはありません)。
日にち(ひにち):2022年6月4日(2022ねん6がつ4か) (土)(どようび) ※次回は未定(じかいはみてい)
時間(じかん):午後1時30分 (ごご1じ30ぷん)〜 (から)午後4時30分(ごご4じ30ぷん)
場所(ばしょ):津センターパレス地下一階(つせんたーぱれすちか1かい) 津市市民活動センター(つししみんかつどうせんたー) 研修室(けんしゅうしつ)
参加費(さんかひ):当日集まった人で考えましょう(とうじつあつまったひとでかんがえましょう)。強制はしません(きょうせいはしません)。
呼びかけ人(よびかけにん):西脇秀典(にしわきひでのり)・松田愼二(まつだしんじ)
年齢(ねんれい)、性別(せいべつ)、国籍(こくせき)、職業(しょくぎょう)、思想(しそう)、宗教(しゅうきょう)、性格(せいかく)、動機(どうき)、障害の有無(しょうがいのうむ)…
何でも構いません(なんでもかまいません)。誰でも参加してください(だれでもさんかしてください)。
途中参加、途中の入退場もOKです(とちゅうさんか、とちゅうのにゅうたいじょうもおーけーです)。
気になることがあったら、いつでもご相談ください(きになることがあったら、いつでもごそうだんください)。
困ったことがあれば、一緒に考えましょう(こまったことがあれば、いっしょにかんがえましょう)。
人に関心がある(ひとにかんしんがある)。人が苦手(ひとがにがて)。どちらも大歓迎(どちらもだいかんげい)。
「いごこち、いいかな、わるいかな」にしわき
「なんでもしつもんしてほしい」まつだ
主催(しゅさい):間の会 (あいだのかい )
問い合わせ先メール:aidanokai2015@gmail.com
チラシPDF版:
https://drive.google.com/file/d/1Z2Xs9RnDnXV6SoLsCSaHoAlfwCgRXAir/view?usp=sharing
◆ これにはどうしてルビが振ってあるかと言いますと、出来るだけ、様々な方に発信したいからです。それでフォントもUD(ユニバーサルデザイン)フォントにしています。(これは印刷版の話で、メール、Web版は、ルビをカッコ内に、メール版はテキスト形式でお送りしています。)気持ち的には、本当は英語や中国語やポルトガル語なども部分的に併記したいところです。点字もですし。その他の言語もあってもいいでしょう。言語以外の広報する手段はないものかとも思います。しかし、際限がありませんし、現段階でやれる範囲のことをやります。
やりたいことは、上に簡潔に書いた通りのことです。目的は特にありませんが、出来るだけ、様々な特性、属性、立場、年齢の人とこの時間を過ごしたいと思っています。それは、普段行っている間の会も同じなのですが、今回、松田さんと、この新しい企画を立ち上げるにあたって、特に意識する点としては、そういう「出来るだけ様々な」の部分が強いのではないかと思います。この場では、言語によるコミュニケーション以外のことも想定しております。
松田さんからは、以下のようなコメントを口頭でいただいています。
「テーマはないけれど、あるとしたら、【人】かな。
色々な人と繋がれる場が欲しい。障害があると、繋がりが少ない。対人関係も限られた人になってくるし、うん。仕事をしとったし、多少、それでも限られるけどな。福祉と医療関係以外の人とも繋がりたい。繋がらんでもええ。何でもええで、何か質問して欲しい。答えたい。自分から言うより、質問されて答える方がええし。」
この企画は、随分前から、何かこのようなものをやりたいなという話は松田さんとの間で出ていたと思います。松田さんがこの3月末でお仕事を退職されて、ゴールデンウィークの頃に、退職祝いのために、少しお宅にお邪魔した際に、短い時間の話でしたが、勢いで、まずはやってみようかという運びになりました。
少し、わたし(西脇)と松田さんとの出会いやこれまでのいきさつのことを書いてみましょう。
◆ 松田さんと初めてお会いしたのは、松田さんが理事長をしておられたNPOが主催するピアカウンセリングの講座にわたしが参加した時でした。その時にはそれほどお話したわけではないですが、その数ヶ月後、たまたま求人広告でそのNPOが介助者の募集をしているのを見て、それまで、全くそういう仕事をしたことはありませんでしたが、応募し、働くことになりました。松田さんが理事長をやっておられたNPOである事業所は、障害当事者が障害当事者の自立生活を支える介助者を派遣する事業を行っているものでした。わたしはそれから、約9年くらいでしょうか、松田さんが代表を務める事業所で、主として、松田さんご自身の介助者として勤務いたしました。他の方の介助にも行っていたのですが、わたし自身が体調を崩すことが多く、当日仕事に行けなくなるなどの想定外のトラブルも多かったので、理事長である松田さんご本人の介助者を務めることが中心になりました。こうした障害当事者の自立生活における介助者というのは、基本的に利用者本人の言われた通りのことしかしてはいけないのですけれど、そして、もちろん業務としては、そのように務めてきましたが、一日中介助者として一緒にいる中で、松田さんには、随分、わたし自身の相談にも乗っていただきましたし、また、わたし自身も、極力遠慮なく、忌憚なく、思ったことをお話ししていたように思います。この事業所は、わたしが働き始めた当初は、今回、会場をお借りする市民活動センターの小さなレンタルブースが事務所で、本当に小さな事業所でした。しかし、次第に事業も拡大する中で、三年くらい前でしょうか、事業所内で起こった出来事に対して、わたしが異議を申し立て、事業所側と第三者も入れて2ヶ月くらい話し合いを続けましたが、最終的に、わたしはその事業所の対応に納得出来ず、退職しました。わたしが組織で働くことに苦手意識が強いというもあるかもしれませんが、そこはどうしても筋としては、そうせざるを得ませんでした。とは言え、これは、その組織としての事業所との契約関係を解消するということで、個々の人と人との関係を解消するわけではありません。むしろ、人と人との関係というのは、そうそう解消出来るものではありません。
松田さんとは、長年、色々な話をしてきました。その中には、互いにどうしても納得出来ない言い分のようなこともあります。しかし、わたしが松田さんの介助者をやめてからも、折に触れてお話ししたり、あるいは、時々、間の会にご参加いただくこともありましたが、その中で、間の会でもやりたかったけれど、もう一つ、そういう方向に踏み出しにくかったものを、改めて松田さんとやってみようという思いが出てきました。
これは、間の会の初期の頃、2016年ですが、京都の大山崎で活動するDance & People「からだをつかってあそぼ」の皆さんをお招きして、公開のワークショップを行ったことがありましたが(記録映像)、そこで出来るだけ様々な特性の方にご参加いただけるように色々と工夫したことが、その後あまり出来ていない感じもあって、そこはずっともう少しなんとかしたいと思ってきたことです。
松田さんは、以前は頻繁に学校などに講演活動に行かれていて、わたしも介助者として度々、同行しました。その講演でのお話しでずっと残っているものの一つに、松田さんがこどもの頃、近所の友だちと、「だるまさん転んだ」をやる時に、松田さんは脳性まひによる不随意運動があって、止まることが苦手で、毎回鬼になってしまう。それで、みんなで独自のルールを考えて、松田さんばかりが鬼にならないように工夫したという話があります。
今回企画した「ごちゃまぜ 人間の会」も、この話がずっとこだましているような感じがあります。
「規則はありません。」という風にあくまでも事前の規則のない場を作りたいのですが、その場に集まった人が、どのような特性かは集まってみないと分かりません。使用する言語が違うかもしれないし、言葉は喋れないかもしれないし、目が見えない、耳が聞こえないということもあるかもしれません。価値観や興味が全く違うかもしれませんし、楽しいと思うこと、居心地いいと思うことの感覚も違うかもしれません。そこで、そういうバラバラな感覚の人が、一定の時間、場を共にする時に、どんな過ごし方をするか、誰かが決めるのではなく、自然発生的に、自発的に、どうしようとするのか、実験したいのです。ルールを決めたいという人もいるでしょうし、決めたくないという人もいるかもしれません。そこをどう感じ合い、伝え合うのか。そこは、間の会と同じ、その場限りの即興です。
まずは、6月4日に、1回目をやってみます。その場1回限りに何が出来るかというのが何より大事なことですけれど、この企画は、また、繰り返し、これをやり続けることで何が起こってくるだろうかということも、どこかで念頭に置いているようにも思います。しかし、続けることが目的ではありません。正式な情報保障とか形式的な合理的配慮などはありませんが、ともあれ、そこにいる集まった人で色々探ってみたいと思います。ぜひ、ご参加ください。
◆ 最近、目的とか、方向とか、よいとか、悪いとか、そういうことについて、随分、ぐるぐると考えが巡っていて、それで大きく混乱した感じが続いていました。目的を持たないとか、目的を決めないということや、何にも向かわないということ、を非常に強く意識していたのですが、それは一体どういうことなのだろうかということを堂々巡りのように考えていました。それについて、もっと言葉にしたい感じもありますが、それは今はやめておきましょう。
以上の件、すべてお問い合わせ、ご連絡先は、
● メール:aidanokai2015@gmail.com 間の会 西脇秀典です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
2022年6月1日 間の会 西脇秀典
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