本日、開催。
「映画『息の跡』上映会と小森はるか監督と共に座る座談会」はいよいよ本日開催です。
昨日も準備であまり寝てなかったのですが、今日もまだやっています。
昨日、会場の設営を終え、なかなかいい感じのミニシアターが出来たように思えますので、
最後に直前のご案内をさせてください。
会場の写真もあるのですが、やや事前に公開するのがもったいない感じがして、やめておきます(笑)。
11:30の回も、15:00の回も、座談会も、申し込みをいただいている人数からですと、まだまだ余裕はあります。
当日で何人くらいいらっしゃるか分かりませんが、当日お越しいただいた方にも観ていただけるように、スタッフの間では考えています。
新しくお知らせすることとしては、監督ミニトークと、座談会の全てに、要約筆記(ノートテイク)と、手話通訳がつくことになりました。また、UDcastの音声ガイドを利用の方で、スマートフォンを持ってみえない方に、最大5台までスマートフォンをお貸出しいたします。
こうした情報保障の必要な方のお知り合いがいらっしゃれば、なかなか映画館などでは観られない作品なので、ご興味のありそうな方にご紹介いただけるとありがたいです。
また、私自身は、やはり座談会が何より楽しみです。いわゆるアフタートークでもトークショーでもなく、懇親会的なものでもない、いい時間になればと思っております。
是非とも、座談会と合わせてご参加ください。
私がこの催しについて寄せた文章は長くて、映画の内容には触れていなかったので、少し、各種団体向けに書いた文章を、少し、書き直したものを、以下に載せます。
この度、東日本大震災後の陸前高田市で暮らす一人のたね屋さんの暮らしを2年半に渡って記録したドキュメンタリー映画『息の跡』の三重県内初上映となる自主上映会を9月14日(土)に津市市民活動センター会議室A、Bにて開催致します。
現在は仙台在住の小森はるか監督にもお越しいただき、いわゆるトークショーだけでなく、監督と観客という立場も離れて、皆で輪になって思いを分かち合う座談会も実施します。
『息の跡』は国内外で高く評価され、息の長い上映活動が続いていますが、災害そのものを描くのではなく、監督自ら被災地に暮らし、そこに生きる人と共に暮らしながら、その声に耳を傾け、淡々とした日常の手作業や振る舞いの様子を見つめ、変わっていく風景を記録していくある意味とても慎ましい方法で製作されています。
この作品の主人公である佐藤たね屋の佐藤貞一さんは、被災後半年でたね屋を自力で再開し、たね屋の仕事をしながら独学の英語などの外国語で震災の体験を本に書き継いでいるという大変不思議な活動をされている方です。
観る者に、被災当事者の心中の分からなさや、人の尊厳に対する敬虔な気持ち、人間が生きていく計り知れない力を感じさせ、驚きと勇気を与えてくれる映画であり、震災のことというだけでなく、それぞれの町に暮らす私たちが共に観て思いを分かち合うのにも相応しい映画だと思います。
またドキュメンタリーでありながら、音声や映像の演出なども極めて繊細で、映画を味わう醍醐味を堪能出来る作品だと思っております。
今回は小規模映画ながら日本語字幕付き、UDcastに対応した日本語音声ガイド付きバリアフリー上映とトークや座談会にも要約筆記(ノートテイク)や手話通訳がつきます。
ミニシアター的な小さな会場で手作りの上映会となりますが、色々な方々にこの上映会に知っていただきたいなと思います。ご興味を持たれた方は是非ともご参加ください。この小さな町に、一風変わった、私たちの一日限りのミニシアターを出現させます。なお、小森はるか監督は今年の「あいちトリエンナーレ2019」映像プログラム公式参加アーティストです。この上映会の翌日は、単独名義での最新作『空に聞く』が上映されます。そちらも楽しみです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
間の会 西脇秀典
上映会詳細ページ
https://aidanokai.amebaownd.com/pages/3080700/page_201907190358
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