明日10月27日(日)は【月々の間の会】です。何人もの私、無数のワタシ。
皆さま
こんばんは。
暑い日、寒い日、また、1日の寒暖差の大きい日が続きますね。
いかがお過ごしでしょうか?
わたしは、今週の月曜の晩に風邪気味かなと思って少し慎重にその日は休みましたが、翌日から風邪の症状がどんどん酷くなって、今週は予定していたことが全部飛んでしまいました。極めて残念、無念なものもありましたが、こうなってしまってはどうにもしようがありません。
かかりつけの医院で、検査はしなかったですが、コロナではないだろうとの診断でしたので、全然、まだしっかり元気になったとは言えませんが、明日の【月々の間の会】は予定通り開催します。
選挙の投票日でもありますが、季節の移り変わりが味わえる時期は格別なものがありますので、ぜひ、ご参加ください。
◆【月々の間の会】
日時:2024年10月27日(日)13:30〜16:30
場所が取れない場合を除き、基本、第四日曜日になります。
場所:津市贄崎地区防災コミュニティセンター(先月は会場が休館で失礼しました。)
確かに、9月は全般的に調子が悪かったですし、疲れが溜まっていたりする面もありますが、9月、10月と、強烈な衝撃を受けるものと立て続けに出会ってしまったので、風邪であろうが、風邪でなかろうが、一週間くらい寝込んでしまっても不思議ではありません。
この世には意のままになることと、意のままにならないことがあります。
というのは、別に、意志の力を低く見ているというわけではありませんけれど、それでもどうにもならないことはあります。
また、現代は、死を忌避する傾向が強いですが、同じように、病も忌避しすぎのようにも思います。
確かに、病は非常に苦しく、不自由で、不便です。色々と不都合があります。
やりたいことが出来ません。
が、それはいけないことでしょうか?
人は目的を遂行するために生きているわけではありません。
病も生きていることそのものです。これによいも悪いもありません。
効率や目標、目的だけに縛られず、健康にばかり囚われず、今、自分が生きていること、そして、そこから、この存在とは何で、この世界とは何なのか、見据えながら生きていきたいと思います。
今日は母の誕生日で、いつもお世話になっている花屋さんのシェルバンさん(@chelbanflowershop)に花束をアレンジしてもらいました。花束をもらって帰ってくる時、三重画廊さんの前を通って、今、緒方直緒さんの個展をやっていて、明日までなのを知りました。何故か、今回は画廊から案内が届いてなかったようです。夕方ギリギリでしたが、母に花束を渡してから、緒方さんの個展に行ってきました。今回の個展は「無数のワタシ」というタイトルで、その題の絵もありました。
前回発信したメールで、「何人もの私を乗せて」という歌詞の一節をご紹介しましたが、まさに、それとシンクロするタイトルです。
わたしは、こどもの頃からひたすら映画や舞台やコンサートなどに触れてきました。けれど、最近、専門の職業俳優の人の演技を観るのがどんどん面白くなくなってきているのです。
先月衝撃を受けた映画『ハッピーアワー』は、ほとんど演技経験のない人が、架空の人物を演じていて、それが5時間17分もあるのに、全く一瞬も見逃がせませんでした。
これは何だろうと思いますが、実際のところ、本来、人は、どれだけ見ていても、聞いていても飽きないような存在であるように思います。
しかし、演技術とか、ダンスのテクニックとか、歌唱術とかを見せられたり、聞かされたりすると、全然面白くありません。
しかし、あらゆる人には、語り出す力、歌い出す力、踊り出す力が、あらかじめ備わっていると思います。そういう場であれば。
あらゆる人が、複数の私、無数の私、何人もの私を持っています。
そういう重層的な存在だと思います。
それが術を使って作為的になると、薄っぺらくなります。
間の会は、自由な場などではありません。常に人と共にいるわけですから、むしろ不自由な場です。意のままにならない場です。
しかし、ルールはないわけですから、あらかじめ、どういてもいい場、いたいようにいる場として許されています。
ですから、どんな「私」が出て来ようとも構わないわけです。
わたしが、この場を開くにあたって心がけていることは、そのように、どのような「私」が出て来ても構わないように、それを遮るものを取り除くということです。
繰り返し言いますが、これは、決して自由ではありません。
しかし、人間の営み、人間が生きることにおいて、最も重要なことだと確信しております。
もっと、詳しく精密に書きたいところですが、もう少し時間をかけて紡いでいきます。
ぜひ、ご一緒しましょう。
以上の件、すべてお問い合わせ、ご連絡先は、
● メール:aidanokai2015@gmail.com 間の会 西脇秀典です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
2024年10月26日 間の会 西脇秀典
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