明日8/17(木)【ご縁の間の会 万松山 専琳寺さまにて】、8/20(日)【からだを見合う実験室】京都開催のご案内

皆さま

こんばんは。

かなり強い台風でしたが、大丈夫でしたでしょうか?

被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

本当に、一瞬にして景色が変わってしまったり、大事なものが失われてしまったり、

はかないものですね。

明日は【ご縁の間の会 万松山 専琳寺さまにて】です。

ぜひ、ご参加ください。


◆ご縁の間の会 万松山 専琳寺さまにて

●日時:8月17日(木)13:30〜16:30

※今月はお盆の期間を避けて第二木曜日ではありません。

●場所:津市大門 万松山 専琳寺(津観音の東、立町商店街を抜けたところ)

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この集まりに何も目的はありませんけれど、目的以前のものがあるように思います。

その人がその人自身であるという地点に立つところから始まります。

それは、いつからでも可能だと思います。

成長というと、何が成長なのかよく分かりませんが、

その人自身であるということは、自分で思い込んでいたとしても、実際のところ、

本当にそうでしょうか?

多くの人とは違う特殊な存在であると思ったり、他の人よりも孤独だと思っていたり、

そういうことはありませんか?

これは、介助や支援が必要であるということや、理解してほしい特性があるということとは、

全く違うことだと思います。

その人自身であることは、一人で人の間にいて、初めてあることができる、そのようなことです。

人間になることです。

元々、人間なのですが、人間であることを忘れてしまっていることがあります。

だから、再び人間になります。

これが、目的以前のことです。

先日の【お盆の間の会】には、普段から熱心に参加してくれる、さとちゃんが来てくださって、

このような言葉を残してくださいました。

「あなたの中にわたしがあり、わたしの中にあなたがあるということを伝えて行きたい」

何度も反芻したくなる言葉です。

あなたとは、わたしとは、何でしょうか?

そういうことを、探求し続けられる場所だと思います。

そして、そこに、その人自身の輪郭がはっきり浮かび上がってくるでしょう。

お盆明けの専琳寺さんでお待ちしております。


また、今度の日曜日は、【からだを見合う実験室】の京都開催です。

まだ若干名受付可能です。京都開催は一旦今回で最後になりますので、

ご関心を持たれた方はぜひ。


◆【からだを見合う実験室】(間の会主催以外の推奨の催し)

●日時:8月20日(日)11:30〜16:30(京都開催)

●世話人:古川友紀、大崎晃伸、西脇秀典

●場所:京都市左京「西部」いきいき市民活動センター  会議室3

●参加費など:場所代カンパ、※申し込みが必要です。定員あり、世話人含め10名まで

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長くなりますが、世話人それぞれが書いた所見を載せておきます。


所見 ... 古川友紀

7月27日、部屋を押さえて日時を確定しました。

8月4日22時30分-00時03分、世話人で前回の振り返りをしました。

当日までの日を過ごします。

パフォーマンスする方もしない方も、どんな方でもまずは来てくださればと。

京都でやるのは一旦今回までかなと思います。


所見 ... 大崎晃伸

 先日、世話人のふり返りで、「からだを見合う実験室」を、「からだで見合う実験室」に変えたらどうなるか、という話をしました。

 「からだを見合う」だと、それぞれの体を客体として、対象として見合うという印象が強くなります。体を見ている主体は、語の陰に隠されています(それぞれの参加者が見ているのですが)。また、それぞれの体を見合っている(時間差はあるとしても)のだという構造、場の作り方にフォーカスが当たっている気がします。

 対して、「からだで見合う」の場合、見ている誰かの存在が顕わになってきている感じがします。体というもので、体を使って、誰かが見ている。また、「体で見る」と言ったときに、その体のなかには、視覚以外の要素も含まれるでしょう。それは、何か特定の感覚かもしれないし、「体全体で見る」ということもありうるかもしれません。そして、「体を使って見る、体を使用して見る」という点に注目した場合、体を使っている本人の「使用」の感覚、「まさに自分は体を使いながら見ているんだ」という感覚が強くなりえます。その意味で、環境としても本人の感覚としても、「見る」という行為に積極的に関わる度合が高まるのではないかと思いました。

 このように「で」という助詞は、「見る」という行為を複層化していく言葉だとわかりました。

 他の助詞ではどうでしょうか。からだ「と」見合う:体というものをちょっと脇に置いている感じがします。からだ「は」見合う:体は見ているけど、他の部分は何をしてるんでしょうか。からだ「も」見合う:体以外に何か見合っている存在がいるんでしょうか。

 このように助詞を変えることで、想像力が色々な方向へふくらみ、その中で遊んでみることができるかもしれません。

 この集まりは、「からだを見合う実験室」です。行為の説明としては「からだを見合う」になりますが、(たとえば、助詞をずらすことで)色んな実験ができます。あなたなりの楽しみ方を探してみてください。(私自身は「で」の要素も取り入れてみたいと思っています)


所見 ... 西脇秀典

先日、ケーブルTVで、もう何度観たか分からない映画を放映していましたが、その中で萬屋錦之介演じる宮本武蔵が法蔵院の僧侶に「物事は目で見、耳で聞くばかりでなく、よおく腹で見よ」と言い放っていました。

この実験室は、何もあらかじめ決めないでやるので、その時その時、どうなって行くか予想出来ないですから、終わった後に、世話人で振り返りを行なって、何が起こっていたのかを確認しながら、互いに、何を求めているのか話し合います。

先日、前回の振り返りを行なっていた際に、「からだを見合う」というのが、視覚中心になり過ぎていないのか、「見る」には、どこか距離を置くようなところがないのか、という話も出ました。「からだで見合う」とすると、どうなるだろうか。など、あれこれ考えました。

先述いたしました、「腹で見よ」というのは、実際、からだの部位としての腹を指しているばかりではないと思いますが、ここで「腹で見る」ということを考えると、では、例えば「後頭部で見る」とか、「鎖骨で見る」とか、「つま先で見る」とか、色々なことが浮かんできます。

いずれにせよ、「見る」というのは、必ずしも、「目で見る」ばかりではないでしょう。

「からだを見合う実験室」をあえて、遠方から世話人が集まって開催するというのは、やはり、これまで、やってみて面白かったという手応えがあったからだろうと思いますが、この集まりに、具体的にこれをやるという決まり事はありません。けれど、何か他の場では得られないものがあるのです。

わたし自身は、何か自由に表現するとか、あれこれ試しにやってみるというのではなく、もう少し、じっくり「見る」とか「感じる」とかを大事に思っていて、また、そこで受け取ったものを、動いてみても、言葉にしても、また、はっきりと言葉に出来なくても、その時、これを受け取ったのだと思えるものを、出来るだけそのままにフィードバックするということを大事に考えています。

伝わるとか伝わらないとか、どちらがいいでもなく、実際にそこで触れてしまったもの、その際に起こる変容がそのまま現れるような場になればと思います。その人そのものに相見える醍醐味を味わえたら何よりです。

それも、誰かがリードするわけではないので、世話人、参加者それぞれの、その時、どういたいのかが、互いにせめぎ合う場となるでしょう。こうした時に、いかに、互いの主体性を奪い合わないか、あるいは、人を操作するような振る舞いを見抜けるのかが大事になってくるように思います。

こうした場は、やはり、日常にどこでも成立するものではなく、一般の社会的なものから外れています。

しかしながら、こうした場、それ自体が祝祭であり、また、謎そのものでありうるから、遠くから集まってでもやりたいという強いエネルギーとなるのでしょう。

京都で開催出来るのは一旦今回で最後になるかもしれませんので、気になる方は、この機会にぜひご参加ください。

そして、これは言わずもがなですが、わたしから見た所見にすぎません。

所見は以上です。


ちょっと、書いている途中で、わたしが人生の中で聴いた最高の歌手である、レナータ・スコットさんの訃報に触れて、かなり動揺しています。芸人として、本当に最高峰でした。先日のロビー・ロバートソンさんの訃報に続き、人生観にまで大きく影響を受けた人が亡くなられるのは、本当にどうしていいか分からなくなりますね。辛いです。


以上の件、すべてお問い合わせ、ご連絡先は、

● メール:aidanokai2015@gmail.com 間の会 西脇秀典です。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。    

2023年8月16日   間の会  西脇秀典

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