明日12月3日(日)は【ごちゃまぜ 人間の会】、そして上映会続報と【間の会のお便り】特別編2023年11月25日を掲載いたします。


皆さま

こんばんは。

もう12月になってしまいましたね。びっくりですね。

上映会も二週間後です。

上映会の件ですが、手話通訳、要約筆記の申し込みが来週末までです。

ぜひぜひ、お申し込みください。

また、その他の参加者の方も、お早めにお申し込みください。決して大きな会場ではありません。

1回目の上映に手話通訳の申し込みがあり、1回目は確定です。

2回目、座談会の方も、また要約筆記の方も、少しでも関心があれば、遠慮なくお申し込みください。

本当は、申し込み期限を設けず、全部つけますということにしたい気持ちもありますが、

ただ、手話が分かる人が誰もいないところに向かって、手話通訳をしてもらうのは、どうも居心地悪い感じがありまして、申し込み制にしました。これは、要約筆記でもやはり同じように思います。そこに要約筆記者が聴いた言葉が文字になっていくのは、やはり、ただ、発せられる言葉を聞くのとは、別の空間になります。必要とされる方がいて、初めて、その空間が出来るのだと思います。出来るだけ必要とされる方に参加いただきたく思います。小森さんの映画は、やはり、圧倒的な映像表現があります。それが、音声ガイドでどう伝わるのかも、大変興味深いところですが、見える人には見てもらいたいという思いは強いです。ラジオを舞台としているけれど、ラジオだけの話ではありませんし、逆に、要約筆記や字幕により文字での伝達があることによって、音声だけの伝達であるラジオ以外に何が構想出来るのかという問いも生まれます。何より、わたしにとっては、ここ数年で、最も繰り返し観た、大変魅力的な作品です。音声も映像も魅力的なので、ともかく多くの方に触れていただきたいです。


【映画『空に聞く』上映会(日本語字幕・イヤホン音声ガイド付き)と、

小森はるか監督、平塚千穂子さん(音声ガイド制作者)と共に座る座談会】特設サイト

https://aidanokai-soranikiku.amebaownd.com

こちらも、また改めてお送りするかもしれませんが、上映会チラシ裏面に書いた文章です。

https://aidanokai-soranikiku.amebaownd.com/posts/49590786


明日は【ごちゃまぜ 人間の会】です。

明日は松田愼二さんの風邪が治らないとのことで、再び、佐藤竜さんが呼びかけ人をつとめます。


ごちゃまぜ 人間の会(12月)

◆日時:12月3日(日)13:30〜16:30

◆場所:津センターパレス地下一階 津市市民活動センター 研修室

◆呼びかけ人:西脇秀典・佐藤竜

◆参加費:決まり、強制はありません。



前回の【ごちゃまぜ 人間の会】は、ボディワークや楽器や声でのやりとり、ホワイトボードを使っての哲学的大対話などバラエティに富んでいましたが、さて、今回はどうなるでしょうか。

ここから、ちょっと長くなりますが、先週末に郵送版の【間の会のお便り】特別編2023年11月25日を発行いたしましたので、それをメール版でお送りいたします。


◇【間の会のお便り】特別編2023年11月25日 ◇


まだついこのあいだまで暑い日もあったのに随分冷え込んで参りました。

今回は映画上映会のチラシと同封しますので、合わせると沢山の文章で溢れてやや過剰です。

また、5月以来、久々の発行ですが、少々これまでと趣が異なるかもしれません。

後半にお願いも申し上げております。


1、月々の間の会

日時:2023年11月26日(日)13:30〜16:30

※引き続き場所が取れない場合や例外を除き、基本は第四日曜日になります。

場所:津市贄崎地区防災コミュニティセンター 2階集会室


2、ごちゃまぜ 人間の会

日時:2023年12月3日(日)13:30〜16:30

場所:津センターパレス地下一階 津市市民活動センター 研修室

呼びかけ人:西脇秀典・松田愼二


3、ご縁の間の会 万松山 専琳寺さまにて

日時:2023年12月14日(木)13:30〜16:30

場所:津市大門 万松山 専琳寺(津観音の東、立町商店街を抜けたところ)


4、【映画『空に聞く』上映会(日本語字幕・イヤホン音声ガイド付き)と、

小森はるか監督、平塚千穂子さん(音声ガイド制作者)と共に座る座談会】

日時:2023年12月16日(土)11:00〜19:30

場所:津市市民活動センター 研修室

※有料の催し、詳細は特設サイトを参照してください。


5、一陽来復 間の会 冬至の祭り

日時:2023年12月22日(金)14:30頃〜16:30頃

場所:未定(野外で行います)


6、月々の間の会

日時:2023年12月24日(日)13:30〜16:30

※引き続き場所が取れない場合や例外を除き、基本は第四日曜日になります。

場所:津市贄崎地区防災コミュニティセンター 2階集会室


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あなたとわたし、自と他は、共に両方が同時にあって、わたしでありあなたであり、自であり、他であります。

どちらか片方だけではありません。個の牢獄からいでて、互いに間の尊厳を運んでいきませんか。

個の尊重や共感と言ったものに絡め取られず、ただ、事物のあるままに。

自分らしさにがんじがらめになっていると、自分の周りに自ら、または誰かが引いた境界線にさえ近づきません。

わたしはもう揺らぐことがないと思うのと、人に認められることで自分を保てると思うのは違うようで似ています。思い込みから啓かれ、自信のない状態であり続ける確信。そのような歓喜は、一人よがりでは得られません。人は人、という態度で人を拒絶することでも得られません。関わることを避けて、共生というスローガンの下に自他を分け、架空の自分に閉じこもりながら、制度によって包括されることに何の意味がありましょうか。

なぜ、多くの人が痛みや居心地悪さを避けようとするのか。

そのような傲慢と引き続き対峙して参ります。

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多くの人の背中を見て育ってきました。

ダンサー、オペラ演出家、俳優、歌手、音楽家、映画監督、いや、それは少し偏っていますか。父母のような武術家(サラリーマンでもあった)や、政治家だった親戚や、海軍の教官だった父方の祖父や、目が見えずほとんど臥せっていた父方の祖母、シベリア抑留から帰還できた母方の祖父、陸軍の看護婦だった母方の祖母。親族に限らず色々な人の背中を見て育ちました。

映画を上映しようとすると、地元で映画鑑賞団体を運営していたMさんの姿が浮かばずにはいられません。この映画鑑賞団体がなければ、地元で単館系の映画が上映されることはなかったのです。足を揃えて乗るタイプのスクーターの足を乗せる部分にフィルムの缶を乗せて運んでいる姿が目に焼き付いています。大きな会場での上映は映写技師がしていましたが、公民館ではご自身で16㎜を回していました。ジョージ・スティーブンス監督の『アンネの日記』や衣笠貞之助監督の『川中島合戦』。あれは何なのか分からないですが、目の前で16㎜を回している人がいる上映会の、その時、その場の空気は、いつまでも過去のものになりません。映画館と全く違う何か。Mさんが突然亡くなられた後、周りの人で借金を返してもらえなかった人がいたり(でも、いつもわれわれ若い衆には奢ってくれていました)、市の人との会議の席で「行政は文化のことに口は出さずにお金だけ出せばええんや」と頻繁に喧嘩していたことや、全然綺麗事でも何でもなく、このとてつもなく人間臭い感じが、映画を上映するということと切り離せない記憶としてあります。

映画とは人間と空間なのです。映画を上映しようとすると、それはわたし一人でやっていることとは思えません。映画は彼岸だとずっと言ってきましたが、それは彼岸が人間のいる場所だからです。

わたしも全く金銭感覚が欠如している方なので、映画を上映して、人様を巻き込んで、迷惑をかけたらいかんなと思いながら、それでもいつの間にか、上映しようとしています。中学生の時に、その鑑賞団体の最年少会員になった時からの因縁です。そして、今日は高校の時に、初めて一緒に8㎜の自主映画を作って上映した幼なじみの命日です。

前置きが長くなりましたが、4年ぶりに映画を上映します。

その理由については、チラシの中の文章を読んでください。

日本語字幕付き、イヤフォン音声ガイド付きで行うのは、それが可能であったら、それでやらない理由がないからです。初めてこの映画を観た時も、監督の小森さんに、これは、バリアフリー版を作る予定はありますか?と聞いたように思います。シネマ・チュプキ・タバタさんがガイドを作ってくださって、具体的に動き始めました。

それで、映画を字幕、音声ガイド付きで上映するのに、トークや座談会に、要約筆記や手話通訳をつけないという理由もありません。(実は、この映画の中にも同じような言葉が出てきます。)

最近は、音声を文字に変換するUDトークというのも随分進化はしてきているでしょうけれど、まだまだ誤変換も多く、機械に任せるのはどうも落ち着きません。機械の誤変換より、通訳者の主観の方がはるかにマシです。

人が集まるということが何よりあって、そこにふさわしい映画を上映するのですが、普段、行っている集まりでは、助詞や語尾と言った部分や、声のトーンや、エネルギーや、様々な「ことのは」の力の方を、より聞いているように思いますが、というか、そこにこだわっているのではなく、特に入ってくるものを聞いているのにすぎないのですが、情報みたいな名詞の部分ではなく、言葉のエネルギーは明らかに強く入ってくるものがあります。

しかし、それが、手話通訳や要約筆記が入ると、もしかすると、大事な部分がすべて省略されるかもしれません。通訳者の聞き方に左右されるでしょう。正直、どうなるか分かりません。言葉を交わすということは、情報の伝達よりも、エネルギーの交歓の面が大きいと思いますけれど、それでも、むしろ、そこに通訳を介した時に交わされるものが何なのか、そこにものすごく興味があります。その時、通訳者の存在はどうなってしまうのだろうということも。

通訳が入ると場が変わってしまうと考える人もいるかもしれませんが、何か前提としての場があらかじめあるわけではありません。集まった人によって場は出来ます。だから、どんな場合でも未知なのです。

何であれ、より未知のものには燃えます。それしかありません。

しかし、テレビの政見放送や記者会見などに手話がついていたり、字幕が出ることは当たり前のように思われるかもしれませんが、こうした小さな催しでも、通訳者の派遣というのは、定められたルートで依頼するしかなく、しかも、ものすごく高額な費用がかかります。

それは、まず、知ってほしいです。

生々しい話ですが、通訳費用だけで、ざっと最大16万円とか、そんなくらいかかります。

今回、手話通訳者の方が強力なスタッフに入ってくれていますが、その人の話だと、行政でも公共の団体でもないのに手話通訳の派遣を依頼するなんて怪しい団体ではないかと訝しがられるのだそうです。

では、必要ないですか?

必要だと思うので、自費でもつけますが、この催しに賛同いただける方に、協賛金のご支援をいただきたいと思っています。

今回、異例なことに間の会としては初めて、県や市などの後援を取っています。それは、もっぱら、学校などに発信したかったためです。

しかし、どうも助成金というのはちょっと違う感じがしています。ただ当たり前のことで、別にいいことでも社会貢献でもないので。(でも、タイミングが合えば応募していたかもしれません。)

クラウドファンディングもちょっと違う感じがしています。実現させたい、叶えたいわけではなく、これは、どうあれやることなので。リターンという仕組みも少々違和感があります。

それでも、賛同、共振してくださる方に、参加していただくだけでなく、出資して欲しいと思っています。より深く関わって欲しいのです。口も出してください。お願いします。次に繋げたい思いもあります。

最初に、何やら物騒な話を書いておいてなんなのですが。

改めて、協賛金依頼の文章も書いて個別にお願いに行きますが、ここでもお願いいたします。

個人でも、個人事業主でも、法人、団体でも。

面倒でしょうけれど、振込先を以下に書いておきます。

直接お渡しいただく場合、参上いたします。

今回、何人ものスタッフに入っていただいているので、チェックしてもらい、間違いなく、費用に充てます。

どうぞよろしくお願いいたします。(何と図々しい。しかし、本気です。)


振込先はこちらです。


●振込先:

◆百五銀行 本店

◆店番号 501 ◆普通預金

◆口座番号 1247115

◆名義 間の会 代表 西脇秀典(アイダノカイ ダイヒョウ ニシワキヒデノリ)


以下、郵送版にまだ掲載しなかった部分を加筆します。

ご協賛いただいた場合、計画段階からご相談に乗っていただいていた協賛団体の「公益財団法人 反差別・人権研究所みえ」さんと同じ協賛の扱いになります。上映会当日、配布する資料に、ご希望されない方以外はご芳名を掲載いたします。参加費以外に、個人の方は、一口1,000円から、個人事業主、商店などの方は、同じく一口3,000円から、団体、法人、会社などの方は、同じく一口5,000円からでお願いいたします。何口でもありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。


以上の件、すべてお問い合わせ、ご連絡先は、

● メール:aidanokai2015@gmail.com  間の会 西脇秀典です。

● 間の会ホームページ:https://aidanokai.amebaownd.com

最後までお読みくださり、ありがとうございました。   

2023年11月25日   間の会  西脇秀典

お便りを書いたのが11月25日になりますが、Web版は本日12月2日掲載です。

2023年12月2日記

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